ポスターの作り方

【ポスターに記入する項目】

  1. タイトルと著者名
  • タイトルは大きくわかりやすく、一番上に書きます。興味をもってもらえるようなタイトルにすることが大切です。どんなことに注目したテーマなのかが伝わるように注意します。そしてタイトルの下に、自分の所属、名前を記入します。
  1. 研究のきっかけや理論的な背景
  • きっかけは「本で読んだから」「知り合いの先生に誘われて」などであったり、「校内研究の担当になったから」など職場での役割から生じたことであったりと様々だと思います。その後、「なぜこの研究テーマを選んだのか」「テーマのどんなところに興味を持ったのか」を検討するとよいと思います。
  • 研究上の位置づけや必然性などがある場合は、そういった理論的なことから紹介することももちろん素晴らしい進め方だと思います。
  1. 予想・調べたいこと
  • 気になったこと・調べたいことに対して、「こうかもしれない」と自分なりに予想したことを書きます。それが合っているかどうかを、実践や研究を通して検証していくというスタイルで書き進めるとよいでしょう。
  1. 方法やアプローチ
  • どんな方法やアプローチを使ってどのような実践を行ったのか書記入します。図解や写真を使って、見る人にわかりやすく説明することが大切です。実践と結果を分けにくいときはセットにしても大丈夫です。
  1. 結果
  • 実践の結果を書きます。数値で比較できる場合は表やグラフにすると見やすくなります。「結果」には事実のみを書くことがポイントです。それに対する自分の考えなどは考察に記入します。特に実践発表の場合は、活動の様子がわかる写真や資料も合わせて掲載すると、より目を引くポスターが完成します。
  1. 考察
  • 実践前の予想と結果を比較して、「予想通りだった」「意外な結果になった」など自分の考えや新たな疑問、今後の課題を記入します。ヒントになるような知識・資料があれば、合わせてこちらで紹介します。
  1. 引用文献
  • 研究の参考にした書籍やWEBサイトがあれば題名・URLをポスターに記入します。書籍の場合は、著者名(出版年).タイトル、発行所を記入します。WEBサイトの場合は、著者名.WEBページのタイトル.WEBサイトの名称、URL、(アクセス日)を記入します。また、研究に協力していただいた人がいる場合は、「謝辞」として感謝の言葉も記入する必要があります。

【用紙と文字の大きさ】

 ポスター発表では一般的に縦180cm×横90cm程度の大きさの用紙が求められます。これは、A4サイズの12倍であるA0サイズにあてはまります。A3やA4サイズの用紙を何枚か並べて1枚のポスターとする場合もありますが、一枚の用紙に印刷した方が読みやすくなります。

【ポスターのイメージ例】

この記事が参考にした資料

学会発表(ポスターセッション)用ポスターの作り方ガイド

大阪大学(2018). ポスター発表の作成例見本-見やすく説明もしやすい構成のコツ-

Benesse. 自由研究解決ガイド これでカンペキ!自由研究まとめ方のコツ